ヘルメットの蒸れを防ぐには
蒸れ・臭いを撃退!清潔ヘルメットで夏場走行を快適に
夏のツーリングは爽快で楽しいはずですが、猛暑下での走行はヘルメット内の汗と蒸れで不快指数は最大です。
これでは、せっかくのツーリングも台無しではないでしょうか。
でも、ちょっとした工夫でヘルメットを快適に保つことができます。
ヘルメットの快適性を保つ上で最も重要なことは、定期的に洗浄して清潔を維持することです。
汗がヘルメットの内装に染み込むと、これがニオイの主な原因となります。
取り外しできる内装は石けん水で手洗いし、その後は直射日光を避けて陰干しをして乾燥させましょう。
取り外しできない内装の場合は、布製品用の消臭スプレーを定期的に使用するとニオイ予防に効果的です。
ヘルメット内の通気性を向上させるベンチレーション
夏場は特に、ベンチレーション機能が充実したヘルメットがおすすめです。
ベンチレーションとはヘルメットに設けられた通気孔で、内部の熱気を効率的に排出できます。
冷却技術により、ベンチレーション機能を備えたヘルメットも進化し、通気性も一昔前に比べると大きく向上しました。
かつてはアゴや前頭部にしかなかったベンチレーションですが、現在はシールドや頭頂部など、様々な場所に配置されています。
ヘルメットによってはベンチレーションの開閉状態が分かりにくいものもあるので、事前に確認しておきましょう。
夏場はジェットヘルメットを使用するという方もいます。
ただ、顎のガードがないので通気性が良い反面、安全面の不安があるのが難点です。
また、デザインが画一的という不満の声も聞きます。
しかし最近は、安全性とデザイン性を両立した多様な製品が次々に登場しています。
安全面を十分に確認した上で、候補の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
涼感グッズを活用しよう
近年、ヘルメット内の快適性を向上させる「涼感グッズ」も積極的に活用しましょう。
定番アイテムは、クールジェルを使用したインナーパッドです。
カーブしている場所でも貼りやすい曲線形状をしており、テープなどで簡単に取り付けられます。
ひんやりとした感触が気持ちよく、取り付け位置や角度によって冷却効果を調整できます。
頭部用の冷却スプレーもおすすめですが、こちらはヘルメットを脱いだ後の、熱くなった頭を冷やすのが目的です。
スプレー後にヘルメットをかぶっても、冷却効果はほとんど得られない点に注意しましょう。
頭部ではなく首元を冷やすことで体全体を涼しく感じさせる、ネッククーラーも人気です。
水で濡らして使用するものや、バッテリーで冷却するタイプのものがあります。
この他にも、さまざまな涼感グッズが販売されているので、ぜひ試してみてください。
ただし、涼感グッズを使用する際には使用上の注意を守り、適切に使用することが大切です。
また、冷却効果に過度に依存せず、定期的な水分補給や日陰での休憩など熱中症対策もお忘れなく!