性格

女性ライダーの性格(2)芯を持っている

バイク乗りの女性に当てはまりそうな性格とその魅力について考察していきます。今回は、「芯を持っている」という性格的傾向について見てみましょう。

「芯を持っている」が含む意味

バイク乗りの女性の多くは、芯を強くもっており、自分の意志がはっきりとしています。女性らしさとか男性らしさとか、そういう枠組みに自分を詰め込もうとしていないのです。だからこそ、自然体に見えるのかもしれません。

バイク好きとジェンダー観については「さっぱりしている」性格の考察でも触れましたが、今回はもう少し掘り下げてみましょう。

ライダーは自分のこだわりを持っている人が多くいます。これには男女の差はありません。ただ、バイクという手間がかかる嗜好品に興味を抱き、それにハマるという時点で、ある種のこだわりをもっているはずなのです。

何かを強く肯定できる人は、何かを強く否定する人でもあります。女性の場合であれば、男性よりも「強い否定」にさらされる機会が多いのですが、それが高じてバイクを肯定するようになった、という女性も中にはいるでしょう。周囲からの強い反対、女性らしからぬ趣味、そんな価値観に反発してバイクに惹かれ、バイクそのものの魅力に気付いていくのです。

きっかけは永続しません。それからバイクを降りるか、続けるかは本人次第です。最初は「女性」に反発してたとしても、それからずっとバイクに乗り続ける女性は、もともと本人の中にライディングを楽しめる素質が眠っていたのでしょう。

近寄りがたさは不器用ゆえ

芯を持っている女性は自分の意思を明確に理解しており、めったに他人に左右されないという性質があります。自分を貫く姿はカッコよくて憧れますし、大きな強みでもありますが、一方で彼女の不器用さを示す弱点にもなり得ます。

人の器用さといっても、その種類はさまざまです。マシンいじりを得意とする「直接的なモノに対する熟練度」、人の心を動かして有利にコトを進める「間接的なモノに対する熟練度」もあります。

芯の強い女性は、「間接的なモノ」と接するのが得意ではありません。むしろ不器用だと言ってもいいでしょう。自分の思い通りにならない場合、つい我を通すことに固執してしまって状況をややこしくしてしまうこともあります。こだわりが強く、それゆえに近寄りがたい存在になりがちです。

ただし、彼女らには失敗を受け入れられる器の広さとポジティブさがあります。衝突をしても失敗を受け入れ、ポジティブな行動を心がけることで自分らしさにますます磨きがかかっていくでしょう。