ツーリングはのんびり・・・急がずいこう

1人でバイクの旅も気ままで楽しいものですが、仲間たちとツーリングに行くときには、お互いにペースを合わせてのんびり楽しむのが、ツーリングをよりいい時間にします。
ツーリング仲間に初心者の方がいると、いつもよりペースが落ちるかもしれませんが、初心者のペースに合わせましょう。

ペースが速いツーリングだと初心者は無理して追いつこうとします。
焦って必死に運転しても楽しくないですし、次回はもう一緒に走らないようにしようと思うかもしれません。
バイクの醍醐味でもあるツーリングを初心者の方にもより楽しんでもらうためにも、ツーリングのペースについて考える必要があります。

気が付くと前にバイクがいない？

初心者ではなくても走るスピードが遅いライダーもいます。
のんびり走ることに慣れているのに、ツーリングだからと無理してほかの人のスピードに合わせて走れば疲労するでしょう。
頑張ってついていこうとしても、気が付くとカーブで前のバイクが見えなくなり、そのうち、直線になっても仲間が見えなくなります。

もちろんツーリングに来ているのですから、仲間たちは次の休憩所で待っていてくれますが、自分が休憩所に到着すると仲間たちはすでに休憩をおえ、「やっと来たからそろそろ行こうか？」と出発してしまうのです。
これでは休憩もできませんし、焦ってばかりでツーリングの楽しさを感じられません。

遅いライダーに合わせるのがツーリングの基本

初心者の方には走り始める際、「自分のペースで走ればいいからね」と言ってあげること、それに無理なスケジュールを組まないこと、休憩時間は長く考えておくことが重要です。
走るスピードに関しても、初心者の方やもともとスローペースのライダーに合わせて走るようにすれば、スローペースの方も無理なくツーリングを楽しめます。

ツーリング仲間の人数が多く、2班に分けるようなときには、早いグループと遅いグループに分けて、それぞれが走りのスケジュールを決めるといいでしょう。
走り始めてから遅いライダーがいるな・・・と感じたときには、その人とペースが近い人たちを1つのグループとしてまとめ、早いライダーたちにはその人たちでまとまってもらい、2班に分けます。
はじめから行くメンバーがわかっていればいいのですが、サービスエリアで合流するようなツーリングだと、人数もメンバーの質もわかりません。
そういったときには走り始めてから様子を見て、走るスピードの違いによってペースを遅くするなど配慮するといいでしょう。

上級者は初心者をサポートすべき

上級者の中には自分のペースで走りを楽しみたい！と思ってツーリングに参加している人もいると思います。
しかしツーリングでは一般的に経験の高い人がグループの最後尾です。

経験豊富でバイクが好きな上級ライダーほど、初心者をうまくサポートできるものです。
上級者の方は自分もこういう時期があったな・・・と初心者の方を思いやりながらツーリングを楽しみましょう。